場中の値幅が大きい荒れ気味のアメリカ市場に注目! – 景気循環ピークを示しているのか?

アメリカ市場の相場が荒れ気味に推移しています。ものすごい勢いで上がったかと思えばまたものすごい勢いで下落する、その繰り返しです。鯨幕相場(クジラマク相場)とも言えそうです。鯨幕相場とは激しい上下動を日替わりで繰り返す相場のことで、どちらかというと悪い兆候と言われています。こういった相場の場合には更なる下落の可能性がありますので要注意です。アメリカ市場の動向は夜間先物の動きを通じて日本市場に影響を与えますので無視できません。

上下の動きが荒いわりにはVIX指数は20前後を推移でそれほど荒れているという印象でもありません。2月の下落相場の時には一時40超えまでありましたので、それに比べればまだ落ち着いているほうです。つまり、投資家は意外とこの荒れ相場でも先行きを楽観視している可能性があります。そうだとすればこれも要注意項目です。

NYダウ平均が落ちたときには「○○に対する懸念により下落」といった見出しが躍ります。上昇すると「○○に対する懸念が和らぎ買戻し」と解説されます。直近ですと米中貿易戦争が取り沙汰されています。2月頃に言われていたのは長期金利の上昇でした。2018年2月から続く波乱の要因はいったいなんなのでしょうか。筆者は株が売られ始めた要因はこのように考えています。

  1. 現在は景気循環の転換点にあるかもしれないという懸念
  2. ゴルディロック相場は終わったという認識の拡大
  3. トランプ政権への不信感の増大

「現在は景気循環の転換点にあるかもしれないという懸念」については後になってみないと分からないことですが、転換点が意識されると超大口の投資家たちはポートフォリオを組み替えます。リスク資産から資金を引き揚げ、金利からの収益が見込める債権への資金シフトが発生します。資金の移動量は相当なものとなりますのでポートフォリオの組み換えには時間がかかります。「ゴルディロック相場は終わったという認識の拡大」については低金利、低ボラティリティをあてにしていた投資スタイルの終焉を意味します。「トランプ政権への不信感の増大」に係る部分がメディアで良く取りざたされる貿易戦争と関連します。

結局のところ、トランプ政権への不信感というのは副題みたいなもので、主題は景気循環の転換点なのではないかと思っています。したがって、この下落相場はかなりしつこく暫く続くものと見ています。あくまで筆者の意見ではありますが、筆者はこのスタンスで現在トレードに臨んでいます。

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