株なのか指数なのか外国為替(FX)なのか、自分に合うトレード対象を見極める!

外部ページURL

何かの価格変動を見込んで資金を投入し、思惑通り価格が変動した時にその何かの反対売買を行って利ザヤを得る行為、これがトレードです。あなたがトレードをしようと決意した場合、以下の観点から自分に最も合ったトレード対象を決める必要があります。

  • 何をトレードするのか
  • 資金量(元本)
  • 期間(反対売買を行うまでの時間的長さ)
  • リスクの度合い
  • 投資タイミング

これらを総合的に判断して、トレード対象とトレードスタイルを決定します。もちろん、資金に余裕があるのなら一つだけに絞る必要はありません。いや、むしろ経済局面によって使い分けるのが理想です。しかし、最初からそれをするのは得策ではないでしょう。トレードに慣れるまではあれもこれもと欲張らない方がいいでしょう。

トレードは博打(ばくち、または賭博(とばく))ではありません。博打(ばくち)というのは一攫千金的なものを狙って50%未満の可能性のものに賭けることです。確率論から負けることが決まっています。ごく希に運がよければ当たります。これが博打(ばくち)です。丁半賭博、ルーレットなどが代表的なものです。トレードは博打であってはなりません。しかし、あなたのやり方次第ではただの博打になってしまいます。そうならないためには、しっかりと価格変動の方向性について可能性を見極めなけれななりません。そして、自分が考えた価格の変動方向がそのとおりになる確率を高めなければなりません。100%は理想ですがそれは不可能です。残念ながらトレードで連戦連勝はありません。勝率100%を謳っている人がいたらまず間違いなくその人は嘘つきです。

ここから、それぞれの観点で何を考慮点とするべきか、について説明します。

何をトレードするのか、まずはトレード対象の選別

トレードを行う場合その対象となる何かが必要です。何かに相当するものはたくさんあります。その中からどれを対象としてトレードするかを自分の尺度で決定する必要があります。トレード対象を選定する場合にまず考えなければならないのは、対象物となる物の価格の変動要因です。例えばある企業の株価がどのような要因で動くのかを知る必要があります。これをせずに資金を投入しないでください。それをしてしまえば、それはただの確率50%の丁半博打です。それは運を天に任せることになりますので絶対に避けるべきです。

変動要因はトレード対象によって異なります。しかも一つだけということはありません。実にさまざまな要因で動きます。それを全て把握して確実に予測することは不可能です。しかし、それぞれのトレード対象には代表的な変動要因が必ず存在します。まずはそれをしっかり押さえる必要があります。

相場 変動要因
企業の株価については、まず考えなければならないのはその企業の業績の見通しです。ここで間違えてはならないのは、今の状態ではありません。これからどうなるか、という見通しです。半年、一年、二年くらいの見通しが最重要項目です。今はダメでも半年、一年、二年後に絶対伸びると思うなら買いです。今現在絶好調な企業だからという理由で株を買ってしまうのは、実に初歩的なミスですので気を付けましょう。

一つ注意しなければならないのは、個別企業の株価であっても、株式市場全体の動向を表す株価指数の影響をかなり受けることです。つまり、一企業の株価はその企業の業績見とおしだけで語れるものではないことに留意しましょう。

一般的に株価に影響する項目:企業業績見通し、先行投資意欲、新事業の見通し、経営理念、企業倫理、企業業種の先行き、景気見通し、為替、金融政策、政治情勢、金利、地政学リスク

通貨レート、外国為替、FX (Foreign exchange)、通貨 為替または通貨、これは一筋縄ではいきません。変動に関与する要因が多すぎます。しかも長期と短期で見るポイントがまったく異なります。長期であれば経常収支(とくに貿易収支)や購買力平価、金融政策などが要因になり、短期であればお金の動きに関連するようなニュースが配信された、とか、発表される経済指標に反応して瞬間的な上下が発生する、など、短期の場合には刹那的で感情的な要因が作用してしまいます。

一般的に通貨レートに影響する項目:金融政策、経常収支(とくに貿易収支)、海外投資状況、金利、株価と株価指数、政治情勢、国の債務、購買力平価、地政学リスク

株価指数 株価指数は、株価の集合体、あるいは全体の平均値ということができます。そう考えれば株価と変動要因は同じだろうという結論になりますが、実はちょっと違います。株価指数はむしろ外国為替の動く要因と似たところがあり、経済指標などマクロ的なものや政治・経済に関連する大きなニュースなどに反応する傾向にあります。

一般的に株価指数に影響する項目:市場全体としての企業業績見通し、景気見通し、同国の他市場の動向、他国の市場動向、為替、金融政策、政治情勢、金利、地政学リスク

恐怖指数 アメリカ市場のVIX指数や、日本のVI指数など、一般に市場のボラティリティーを示す指数を恐怖指数といいます。この指数は、相場が荒れて下落傾向が強まったときに上昇し、変動が少なく安定的に上昇しているときに下落します。恐怖指数もトレード対象にすることができます。
商品指数(金、原油、農作物など) 一口に商品と言っても実に様々な商品があります。原油、貴金属、農作物、などが代表的なところです。

一般的に商品指数に影響する項目:需要、他市場の動向、実需系の売買、投機系の売買、天候、景気動向

仮想通貨、ビットコイン、モナコイン、など こればかりは変動要因が不明です。たぶん流行り廃りです。それだけです。ビットコインのチャートを一度見てください。バブルを示すチャート以外の何物でもありません。2017年の12月に仮想通貨はピークを付けました。それ以降の惨状は見てのとおりです。
不動産 不動産は投機対象になりがちなものです。つまり、それをネタに儲けようと考える輩がとても多いのです。不動産を転売して儲けようとする人々の欲望や野望が相場に大きく影響します。そして、もちろん日本や世界の景気動向、株価の動向から強い影響を受けています。景気がよければ当然人々は高いものでも買って損はないと考える傾向があります。逆に、景気が悪ければ安いものでも買い控えるという現象が発生します。

一般的に不動産に影響する項目:景気動向、人口動態、周辺開発度合、金利、給与水準の動向

ここに挙げた変動要因は代表的なものであり、これらが全てではありません。物の価格とは実に様々な要因で動きますし、それらを全て把握することは困難です。トレードに参加するのであれば、こういった関連するものの動向に常に目を光らせていなければなりません。トレードの必須要素です。関連要因の見通しの精度を上げることが、相場の見通しが正しくなる確率を高めることに繋がります。どれをトレードするにせよその変動要因を知る必要がありますが、人はそれぞれ得意分野と不得意分野がありますので、相場に参加する人にとって何が見極めやすいかは人によって異なります。自分に適したトレード対象を見つけるためには、要因に関する判断の得手不得手も見極めることが重要です。例えば、企業業績を分析するのが不得手な人は株のトレードをすべきではありません。企業業績を判断するには企業が発する様々な情報を分析する能力が必要になります。もちろんそれ以外の要因で十分判断できると本人が納得したのであればこの限りではありません。大事なのは自分が納得し、かつ人も納得させるくらいのロジックをもって望めるかどうかが鍵になります。

仮想通貨は変動要因を特定できず

上に挙げた対象の中で、仮想通貨ビットコインは特殊なものであると言えます。他の相場と違って変動要因が不明なのです。あえて言えば参加者の心理流行り廃りです。そして一発天井のバブルの様相です。ですから仮想通貨に参加する場合はそういうものだということを予め認識しておくべきでしょう。どん底まで落ちて皆に忘れ去られて安値安定するのがこういった一発天井の相場の一般的な末路です。


仮想通貨バブルは、オランダで17世紀に発生したチューリップ・バブルと似ていると言われています。Googleでチューリップバブル+チャートで検索した結果がこちらです。高い天井を一発つけてその後は暴落して復活することはないというバブルは歴史的に繰り返されています。

相場に影響する人間の欲望

もう一つ、価格の変動、相場の変動の要因として大きく影響するものがあります。それは人間の心理と欲望です。欲望があるからお金を儲けようとします。そして上手くいったとき上手くいかなかったとき、人間の心理が変わります。もっと儲けたいという欲が出てきたり、羨望という意識が生じたり、恐怖心が生じたり、という人間の倫理が大きく作用していることは知っておくべきでしょう。相場に参加している人は不特定多数です。したがって群集心理というものが必ず作用します。群集心理については直接的に知ることは不可能なので、推測するしかありません。常に情報を収集し、参加者がどういう思惑で参加しているのかについては想像力を豊かにする必要があります。

資金量(元本)

自分がどのくらいの資金をトレードにつぎ込むかについては、しっかりシミュレーションをすべきです。実に多くの人々がこれなしに相場に参加したばかりに惨憺たる現状に追い込まれます。

初心者ならば

もしあなたが相場の初心者ならば、投資額は無くなってもいいと思えるくらいの額に留めるべきです。何の知見も経験もないのに無くなっては困る額をつぎ込んではいけません。破滅するだけです。テニスの初心者がウィンブルドン選手権に出たとしても(実際には初心者がウィンブルドンに出ることは不可能ですが)勝てるわけがないのと同じです。

相場観が掴めてきて投資額を増やそうと考えるなら

自分の考えた事の確度が上がってきたと思えるならトレード資金量を増やすことができます。しかし、その場合でも自分を過信するのは禁物です。自分を過信してはいけないのは初心者でも上級者でも同じことです。自分を過信した瞬間に物事は崩れてしまいます。

資金量をなくしてもいいくらいの量からそうではない量に引き上げる場合、ロスカットのルールが必要となってきます。相場に絶対はなく、どんなに相場に長くかかわっていても失敗は必ずあります。ロスカットルールというと話が限定的になってしまいますが、要するに自分が考えたシナリオ通りに物事が進まなかった場合にどう対処するのか、ということをトレード前に明確にしておいてください。これなしに資金量を増やすのは禁物です。

トレードでの建玉保持期間について

自分がどのくらいの期間で反対売買を行うかについては予めイメージを持っておいた方がいいでしょう。他の本業を持ちながら副業としてトレードをするならデイトレーダーのような短時間での決済は難しくなります。本業そっちのけでトレードするのはもちろんよろしくありません(笑)。専業のトレーダーならば建玉保持期間のバリエーションは増えます。分単位でのトレードだって可能です。しかし、相場の動きに張り付いてトレードしたからといって副業トレードに比べて優位ということはまったくありませんのでご注意ください。保持期間はただのバリエーションです。お好みに応じて実践すればよい話です。

次はこちらの記事へお進みください。

ブログ一覧
pocket line hatebu image gallery audio video category tag chat quote googleplus facebook instagram twitter rss search envelope heart star user close search-plus home clock update edit share-square chevron-left chevron-right leaf exclamation-triangle calendar comment thumb-tack link navicon aside angle-double-up angle-double-down angle-up angle-down star-half status