トレードに必要な7つの基礎知識

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これから相場の世界に足を踏み入れようとするときに理解しておくべきことについて解説します。トレードを始めようとしたときに、まずは理解すべき7つのポイントはこちらです。

  1. 投資とトレードは明確に違う
  2. トレードはギャンブルではない
  3. レバレッジとは何かを把握する
  4. 証拠金、保証金と強制決済
  5. ロングとショートとは?
  6. トレードで生き残るためのコツ
  7. 損失<利益という結果を残す

投資とトレードは明確に違う

このサイトでは投資とトレード(投機)を区別します。それぞれの意味合いについてまずは解説します。お金を一旦何か金融商品に置き換え、価格の変動により利ザヤを取る、これは投資ではなくトレード(投機)です。投資とトレード(投機)は明確に違います。投資とは、ある事業が成長してくれることに期待して資金を提供する行為です。事業が成功し、大きく成長した場合に投資が成功したと言えます。その結果として自分の投資額が増えてリターンとなることはもちろんですが、これは副産物という位置づけになります。一方、トレード(投機)には事業の成功という概念がありません。相場の変動によって利益が得られるかどうかだけが関心事なのがトレード(投機)です。従って、投資と投機は明確に異なるものです。お金を増やすことだけが目的なのか、事業などが成長することを手助けするために資金を拠出するのか、という明確な違いがあります。このサイトでは、これ以降「トレード=投機」とし、トレードと投機は同じものを表すものとして話を進めてまいります。

金融商品や有価証券など価格が変動するものに資金を拠出する場合、自分のスタンスが投資なのかトレードなのか、どちらなのかをまずは明確にしておくことをお勧めします。自分がやりたいのは何なのか、ここをまずははっきりさせてから望むべきでしょう。この観点から、FXとビットコインに資金を投入するのは投資ではありません。どれだけ為替やビットコインの売買をしたところで事業の成功には全く結びつきません。従ってこれらはトレード(投機)となります。

もし投資というスタンスで臨むのであれば、その結果が出るまでにかなり辛抱しなければなりません。今日ある事業に投資して明日、来月にその事業が大きく成長するということはかなり想定しにくいことです。少なくとも数年は待つ必要があります。さらに、なぜその事業に投資するのか、なぜ成長が期待できるのか、について明確なビジョンを持って臨む必要があります。これなくして投資はありえません。そして、先に述べたようにこの判断は自分自身で行う必要があります。

トレードはギャンブルではない

トレードとギャンブルも明確に異なるものです。トレードをするのであれば、その方向性について自分が考えるロジックを適用し確率が50%より大きい場合に資金を供給します。確率が50%より大きい状態を維持することができれば資金は増えていくことになります。そして、確率がどんどん100%方向に近づくように日々努力しなければなりません。一方、ギャンブルは確率が極端に低いがリターンが大きいものに資金を投入する行為です。いわゆる一攫千金タイプです。確率論的には負けが確定しています。

レバレッジとは何かを把握する

相場に参加し、実際に取引をしようとする場合まず理解しておかなければいけないのがレバレッジという概念です。レバレッジとは簡単に言うと自分の元本に対してその何倍の取引額を扱うか、という考え方です。例えば自己資金が10万円で10万円の株を買い、これが10%値上がりして11万になり、そこで売却して利益を得た場合、1万円の利益となります。逆に9万円に値下がりしてしまってそこで売却した場合には1万円の損失となります。このように自己資金と同額の商品を購入して取引をすることを「レバレッジ倍率が1倍の取引をする」と言います。レバレッジが1倍である場合には損失額は最大でも自己資金額に留まります。自己資金のみの借入金なしで現物の株を買う場合や、為替において実際に実額で通過を購入した場合、例えば1$=110円の実レートでドルを購入した場合など、これにあたります。ただし、一般的にレバレッジが1倍で売買した場合にはレバレッジ取引をしたとは言いません。倍率が1より大きいときにレバレッジ取引をした、と言います。

ではレバレッジ取引とはどういうものなのでしょうか。今度は10万円の自己資金で10倍のレバレッジ取引をする場合を考えてみましょう。その場合100万円のものを購入することになります。これが110万円に値上がりして売却した場合、10万円の利益となります。自己資金10万円で10万円の利益を出すことができるということになります。逆に90万円になってしまえば10万円の損失となり、自己資金が消滅します。さらに値下がりして80万円になればその損失をさらに穴埋めしなければならなくなります。

レバレッジ取引とは自己資金に比して大きな額の取引を行うことができる仕組みとなりますが、上の例からもわかるように、大きな利益を得られる可能性がある反面、損失も大きくなる可能性があります。レバレッジ取引を行う場合には、このメリットとデメリットをよく理解した上で臨む必要があります。

自己資金の範囲内で現物の株の売買をする場合には、レバレッジ1倍、あるいはレバレッジ無しで取引をする、ということになります。資金の投入において、投機的なやり方ではなくじっくり事業の成功を待つような投資スタイルの場合にはレバレッジ無し(1倍)で現物株に資金を投入することをお勧めします。この場合ある程度長期的に株を保有して事業の成長を待つことになります。レバレッジ無し取引のメリットは、損失時に大きな額を失うことがなく、さらに、損失(含み損)が出た場合でも保有し続けて値上がりを待つという選択肢も取れます。

ここまでの説明で、レバレッジ取引がどんなものかご理解いただけたことでしょう。ではレバレッジ取引が可能な金融商品にはどんなものがあるのでしょうか。株においては信用取引というものがあります。その他、FX(外国為替取引)、デリバティブと言われる金融派生商品、コモディティと呼ばれる商品取引、CFDなどはレバレッジ取引が可能なものです。

取引種別 最大レバレッジ
信用取引 最大3倍
FX取引 最大25倍(現在金融庁により10倍に引き下げ検討中)
インデックス先物取引 20倍~30倍程度
CFD取引 20倍~30倍程度
ビットコイン 5倍~25倍(取引所により異なる)

証拠金、保証金と強制決済

レバレッジが効く取引は、自己資金に対して大きな比率で利益を上げられるメリットがあるのですが、その逆のデメリットもあることは先に述べたとおりです。このため、レバレッジ取引においては制度的な縛りが設けられています。一つ目が、取引期限が設定されている場合があること、もう一つは損失時に強制決済(強制反対売買)が実行される場合があることです。レバレッジ取引では自己資金のことを保証金または証拠金と呼びます。この証拠金の保有比率が一定以下になった場合に強制決済が実行されます。これを避けるためには証拠金を積み増して保有比率を上げる必要があります。これを追証(おいしょう)と言います。追加で投入しなければならない保証金のことです。

現実問題、追証が発生するくらいの損失が発生した場合には、投入した自己資金のうちの相当額を失うことになるので、その取引は失敗したと言っていいでしょう。従って、レバレッジ取引をする場合には追証が発生しないように、上手に取引する必要があります。損失がある程度発生したら自分で見切りをつけて損切りを行うなどの対処が必要になります。つまり、自己資金を常に管理できるようにしておく必要があります。資金を投入して放っておくのはNGです。このため、レバレッジ取引においては損失がここまで来たら自分でロスカット(損失確定)するなどの自己管理が必須となります。

ロングとショートとは?

トレードにはロングとショートという手法があります。ロングとは買いを指します。ある相場で値上がりが見込まれる場合、その商品を買います。そして値上がりを待ちます。このことをロングポジションを取る、と言います。見込みどおり値上がりして売却すれば値上がり益を得ることができます。逆に、値下がりが見込まれる場合には売りから入る手法もあります。例えば100万円のものを売り、90万円に値下がりしたら買い戻してその差額の10万円を利益とするような手法です。売りから入ることをショートポジションを取る、と言います。信用取引における空売りはショート取引の代表的な例です。FX外国為替証拠金取引の場合でもロング、ショートというポジションがあります。ドル円の為替レートが現在1ドル=110円であると仮定します。為替レートは今後115円になると見込んだ場合にはドルを買います。110円でドルを買うことになります。この場合ドルロングというポジションを取ることになります。思惑通り1ドル=115円になったところでドルを売って円を買い戻せば1ドルあたり5円の利益となります。逆に、現在1ドル110円の為替レートが今後105円になることが見込まれる場合には、1ドル=110円でドルを売ります。これをドルショートと言います。そして、思惑通り105円になったところでドルを買い戻せば1ドルあたり5円の利益となります。

レバレッジ取引においてはいずれのポジションも取ることが可能となっていますので、相場の変動方向のいずれにも対処することができて、とても便利なものです。上手に使えれば大きな利益を得ることができます。しかし、だからと言って安易にレバレッジ取引に手を出すのはおすすめできません。とくに高倍率のレバレッジ取引にいきなり手を染めるのはよくありません。FXやビットコインなど、レバレッジが効く取引を始めるのであれば、その仕組みとリスクを十分理解した上で始めることを強くおすすめします。そして、最初から高倍率で取引をするのではなく、低倍率で取引に慣れて感覚をつかんでいくようにしてください。

トレードで生き残るためのコツ

金融商品は上手に利用すれば相場の様々な局面で効果が得られます。しかし、言うは易しで実行するのは容易いことではありません。相場を確実に見とおせる人は世の中に存在しません。どれだけ経験と実績を積んだとしても失敗は必ず存在します。ましてや、昨日今日相場に参入したような人がすぐに利益を上げることはほぼ不可能と考えてください。何でも同じですが、真剣に取り組まないと痛い目にあってしまいます。片手間で簡単にお金を増やせる方法など存在しないという大原則は忘れてはいけません。

損失<利益という結果を残す

トレードで生き残るポイントは「損失<利益という結果を残す」ことです。この原理自体はとてもシンプルなものです。これは勝率が50%以上であることとは全く異なります。勝率が90%で10勝1敗だったとしてもその1敗で致命的な損失を追えばそれで終わりとなります。勝率が90%であったとしても損失<利益とは限らないことを忘れないでください。この逆のケースももちろんあります。勝率が10%でも1勝の利益が他の負けの損失を上回れば勝ちといえます。トレードを開始したが見込みどおりに行かなかった場合には、失敗を認めてロスカットすることも必要です。これをせずにずっと我慢して持ち続けてしまって、損失がどんどん膨らんでしまうようなパターンは避けなければなりません。これは相場初心者に最も有りがちな失敗パターンです。ルールに則って淡々とトレードをこなしていけるかどうかが重要なポイントとなります。

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