IMF、モルガン・スタンレーが相次ぎリスク資産相場ついて警鐘を鳴らす

もちろん、こういった見方が主流ということではありません。むしろ米国株式市場参加者の多数派は強気の方なのでしょう。もちろんここから1月の高値を超えて上昇する可能性がないということではないのです。

相場のうたげは「終わりに近い」-モルガン・スタンレーが警告
景気サイクルの終わりが近づき、米国市場は既に最良のシナリオを織り込み済みであるため、投資家は下げ相場に対して準備する必要があると、モルガン・スタンレーが警戒を促した。

しかし、だからこそ警戒すべき理由があります。2018年2月から始まった米国株式市場のメルトダウンに対して楽観姿勢の人が多すぎるというのが一番の問題点です。リーマンショックからの株式市場の回復の過程で今回の下落ほど強く楽観姿勢を感じたことはありません。だからこそ天井を付けた可能性を一つの有力なシナリオとして考慮すべきです。上記モルガン・スタンレーの記事でも、景気サイクルの転換点を通過し、下げ相場に向かう可能性を指摘しています。株式市場とは世の中の景気動向や企業業績に対して先行する指標です。半年~1年くらい先を読むのが株式市場なのです。

世界金融システムへの脅威高まる、「危機前夜」を連想とIMFが警鐘
世界的に金融システムへの脅威は高まりつつあると、国際通貨基金(IMF)が警告。リスクの高い資産価格が急上昇しており、過去の世界金融危機前夜を連想させると指摘した。

チャートの形状からも相場の下落の警戒をすべきパターンが出現しています。NYダウ平均の月足チャートが1月に加速的な上げを見せました。しかも出来高の上昇を伴いながらです。これは、大天井を付ける典型的なパターンです。ビットコインにおいても昨年12月に同じようなチャートの形状を示しました。この2者はここ一年くらいの動きがよく似ています。

この2つのニュースは同じ日にbloombergより配信されています。ビットコインにしろ米株式市場にしろ、今時点から上昇に大きくベットするのはどうも得策ではないように見えます。市場は大多数の強気な参加者が考える方向には行かないと考えるのが鉄則です。

JPモルガンはリスクオン、米国株反発予想したキャンターは一転慎重
米国株式相場の先行きを巡り、JPモルガン・チェースと、今月のS&P500種株価指数の反発を事前に言い当てていたキャンター・フィッツジェラルドのストラテジストが相反する見方を示している。

こちらの記事では強気と弱気、相反するストラテジスト予想を紹介しています。現時点でどちらに説得力があるのかはわかりません。4月の米株は個人勢による税還付金の株への再投資により毎年上がりやすいと言われています。案の定4月に入ってここまで米株市場は反発を見せています。しかし、単発的であり値幅は大きいが不安定で力強さに欠けます。今年の5月相場は要注意かも知れません。

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