日本株市場の先行きに関する2つのポイント

日本株市場について、割安だから買いだという話をよく聞きます。メディアの相場専門家コメンテーターの発言やニュース記事などを見てもそういったトーンの発言を多く見かけます。おそらく証券会社の対面営業も同じ趣旨の説明を顧客にしているのではないでしょうか。

現時点のPERから考えれば割安だが...株価は将来の思惑で動くもの

確かに、予想ベースのPER(2018年3月で12倍台)で見れば今この時点においては割安と言えます。しかし、注意しなければならないのは、株というものは先行きに対する思惑で動くということです。これは株取引に従事するにあたり、絶対に忘れてはいけないことです。そしてPER自体変化していくものなのです。会社の業績見通しが悪化すればPERは株価が同じでも上昇してしまいます。したがって現時点のPERだけで割安・割高を判断してはいけません。PERで見るとしても先行きを見て判断すべきです。

日本市場を左右する最大の要素、それは為替です。日本の経済動向は為替と密接に関連しています。日本の経済動向はとくにドル円の影響を強く受けます。これは日本の産業構造が海外依存であることが原因です。日本企業は輸出で大きな利益を上げる傾向にあります。そしてアベノミクスで話題のインバウンドも円安依存の産業といえます。ドル円が円高にシフトすれば日本の多くの企業の収益は悪化します。ドル円の適正水準については色々な議論がありますが、購買力平価に基づいた判断が一番説得力を持つように思います。この観点でドル円はいまだにとても円安水準にあります。

日本株市場の先行きを占うポイント

したがって、今現在のドル円ではなく先行きドル円がどうなるかの判断が不可欠です。今日本株が、1月の高値から大きく売られてしまいました。主として海外投資家の売りが日本株を押し下げました。そして国内勢がそれに対抗して買い向かっているというのが今の相場状況です。さて、皆さんはこの状況で日本株は買いと判断しますか?

判断ポイント1

ドル円の将来の動向を動みるかが一つ目のポイントです。円安方向ですか?円高方向ですか?実需筋以外の投機系の為替ドレーダーはどちらかと言えば円安にベットしているようです。購買力平価で判断すればかつて1ドル120円だったころに比べてもいまだに歴史的な円安水準だそうです。この状況をどう判断しますか?

判断ポイント2

本邦個人投資家勢の買い姿勢が強まってきています。一方、海外投資家勢は1月半ばより売り姿勢を継続しています。本邦勢の買い理由は値ごろ感と割安感です。海外勢の売り姿勢は利益確定とポートフォリオの組み換えです。なぜポートフォリオを組み替えるかと言えば、米国の金利の上昇が見込まれるからです。それにつられて日本の金利も少し引き上げられるでしょう。日本では日銀がいまだに協力に金利を抑える政策を実施中です。しかし、それもいずれ終わりは来ます。

 

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