七夕相場、日本株、世界各国の動向

先進国、新興途上国でも経済的に恵まれた国々と、その他途上国系の国々の温度差は激しい

このところ、アメリカ、欧州、日本、新興国共々、株はパッとしない状況にあります。アメリカを取り巻く保護貿易主義による貿易摩擦問題が相場の足かせになっているという見方が主流のように見えます。株は全般に売られる傾向にあり、米国債金利のイールドカーブはフラット化が進行中と言われており、金利傾向から考えればドルは高くなるはずだが実際にはドルの方向性は不定、ドル円も極小レンジ内取引、仮想通貨は順調に右肩下がり、といった状況です。アメリカ株を取り巻く環境については、

  1. アメリカ経済は強いから買いで問題なし、という論調がいつまで持続するのか
  2. 米10年債金利は3%を挟んで上下動。長期的には上昇か。
  3. FF金利も順調に上昇し、景気過熱を抑制する利上げに踏み切り、景気もピークアウトしたかもしれず

こういった背景からか、年金ファンドなどの超大口投資家についてはすでにポートフォリオの組み換えに着手し、組み換えは進行中のようです。超大口のトレンドは、株は売り・債権に資金を戻す、ということになります。超大口投資家が景気循環のピークアウトを想定しているということは株価にとっては大きな懸念事項となり、じりじりとした下げが続くのではないかと考えられます。

Sell in MayというよりはSell in August

近ごろはセルインメイ(Sell in May)よりはセルインオーガストSell in Augustといった傾向がありますので要注意です。株の買い手の理屈は「景気は盤石だから」の一点張りですが、ここは一度立ち止まってじっくり考えてみるべきです。景気は盤石?景気はピークアウトした?この双方の真っ向から対立する意見の戦いになります。株価とはそもそも微かな期待であれその事業の将来性に期待するから買う、という大義名分があります。株価は原則的に今を反映するのではなく将来を反映するものなのです。ならば今現在景気が盤石だから買いだという意見は間違いだということはすぐにわかります。将来の景気は今よりもっと良くなる、と皆思えば株価は上がりますが、今はそれが言える状況なのでしょうか?先進国各国の中央銀行はすでに金融引き締めの段階に入っており、その流れが何を意味するかは自明です。過去に人間が築いてきた金融・経済社会を鑑みれば明らかなことです。

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